「あの……、剃ってるところを撮すの?」
携帯照明のスタンド位置に手間取っていると先生が訊いてきた。
「そうだよ。昨日は静止画だけだったけど、やっぱり動画が一番。ゆうなの恥ずかしいところ全部カメラに撮るからね」
小声でゆうなが「いやぁ……」と呟くが、完全に無視する。なにせ以前は教頭先生の性奴隷だったらしいし……どこまで厭がったり演技をしているのかぼくには判別できない。
「さぁ、できた。ゆうな先生、そこに座って。自分でも剃られるところ鑑賞してて」
大きなタオルの上に先生を座らせた。白のスカートをまくり、脚を拡げさせ、秘部を露わにする。
照明の傘から照射されるライトが、薄闇のなか、ゆうな先生の一番大切な場所をくっきりと浮かびあがらせた。
ぼくは二言三言、彼女に耳打ちする。ゆうな先生が小さく喘ぐ。声がこれからのことに期待しているかのように路地で響く。
ぼくはカメラを手に取り、録画ボタンを押し、先生に合図を送る。
M字におずおず開かれた両脚の向こう、先生は羞恥に顔を赤らめながら口上を言う。
「滑川様のマゾ奴隷、ゆうなです。今から、御主人様に……、毛を剃っていただきます」
つっかえながら、ようやくそれだけを口にした。もっといろいろ口上を教えてやったのに……まぁ、いいか。
ぼくはカメラを固定し、秘部を捉えるよう角度を調整した。
いよいよ剃毛だ。
ぼくは気合いを入れた。
先生などという年上の女性を思うままにできる経験なんか滅多にない。たまたま強請れる出来事に遭遇し、証拠写真に収めるなどという偶然がなければ有り得ないことなのだ。
偶然ではなく必然――
後で知ったことだが、それは「たまたま」でも「偶然」でもなかったのだが……
ぼくはシェービング・クリーム缶のノズルを押した。
ぢゅるぢゅるぢゅるっ……
先生の逆三角ゾーンめがけ、歯磨きチューブから押し出したような形状のクリームを発射した。
「ヒッ!」
冷たさに軽く悲鳴をあげるゆうな先生だ。
ぼくはクリームを陰毛に絡め、塗り拡げた。
陰毛は全体として濃かったが、一本一本は太くない。これなら蒸しタオルを当てる必要もなく、普通のシェービングで剃れるだろう。
じょりっ! じょりじょりっ……!
前置きもなくぼくは剃り始めた。
手始めは凹凸の少ない恥丘だ。
何の苦もなく剃れてゆく。
ゆうな先生は複雑な表情で作業を見守っている。
「ゆうなは、ココ剃られるのは初めてじゃないよね?」
ぐいっと両脚を拡げながらぼくは問う。
「は、はい。何度か――」
「ツルツルにされたことがある?」
頷く先生だ。
白のスカートと性器ごしにゆうな先生の悩ましい表情。なかなか見られるものじゃない。
次に小淫唇周辺へとシェーバーを這わせる。
「ん、はぁっ……」
堪らず先生から声が漏れる。
「気持ち良いからって、動いちゃダメだよ。ビラビラ切れちゃうからね。ねぇ、先生――」
「?」
「このお豆と――」ぼくはクリトリスをつまむ。
「はァンっ!」
「――ビラビラと――」淫唇を舐めあげる。
「んヒィッ!」
感涙モノのリアクションだ。
「どっちから剃って欲しい?」
「……」
見れば、先生が辱めにうっすら涙を浮かべていた。瞳の焦点が揺れだしている。
「ゆうなっ!!」
ぼくは腹立たしかったので、淫穴に指一本突っこみ、「く」の字に曲げてやった。
「んヒィィィィっ!!」先生が上半身を仰け反らせる。
しまった。軽くイッてしまったかもしれない。これじゃご褒美じゃないか!